社会人3年目が英字新聞を読み解きながら2018年中に100万円貯金を目指すブログ

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5分で『ソウ』の人物が理解できるまとめ

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カナダ外務省ビルです。

この外務省ビルは『レスター・B・ピアソンビル』と呼ばれています。

尖閣諸島は日本の領土とは言えない」発言と『戦後史の正体』で一躍有名になった元外務省官僚の孫崎亨氏いわく、「カナダはアメリカには負けない」というカナダ人の強い意思から、ベトナム戦争に反対したピアソン首相の名前が外務省ビルについたそうですが、どこまで本当なのでしょうか。

単純にピアソン首相がノーベル平和賞受賞者だからじゃないか、って感じがするんですけどね。孫崎さんお得意の妄想の蓋然性が高いです(ただし、カナダ外務省ビルが『レスター・B・ピアソンビル』と呼ばれているのは事実です)。

Lester B. Pearson Building - Wikipedia

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今日は映画『ソウ』の登場人物について説明したいと思います。

『ソウ』は登場人物が少ないのですが、劇中では説明されていない事実や謎が複数ありますので、そのへんを明らかにしていけたらなぁと思います。

◇アダム・スタンハイト(Adam Stanheight)

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ゲームの被験者のひとり。職業はゴシップカメラマンで、デイビッド・タップ刑事の依頼でローレンス・ゴードン医師の盗撮も行っていた。口が悪く何かと自己中心的な言動が目立つも、ゴードン医師の家族を心配するなど心優しい一面も(いちおう)ある。演じているのは脚本担当のリー・ワネル

ゲームの被験者となった理由は、陰に隠れて他人を盗撮するという卑怯さ故。ゴードン医師と同じバスルームに閉じ込められ、彼と衝突・協力しつつ脱出方法を探ろうとするが、ゴードン医師に撃たれ負傷。銃の傷は浅かったため命に別状は無かったが、ゲームをクリアできなかったことにより、ジグソウに「ゲームオーバー」と宣告され、バスルームに永遠に閉じ込められる。なお、アダムの足の鎖のカギは、彼が浸かっていたバスタブの中に入っていたが、彼が目覚めた際に排水口から吸いこまれてしまった。

ゲームのクリア条件は、部屋からの脱出(=ノコでの足の切断)であったが、アダム宛のテープではクリア条件が述べられていない。

Rise and shine, Adam. You're probably wondering where you are. I'll tell you where you might be. You might be in the room you die in. Up until now you simply sat in the shadows watching others live out their lives. But what do voyeurs see when they look into the mirror? Now, I see you as a strange mix of someone angry, yet apathetic. But mostly just pathetic. So are you going to watch yourself die today, Adam, or do something about it?

おはよう、アダム。君はきっと今の場所について考えを巡らせているところだろう。教えてやる。ここはお前の死に場所になるかもしれない部屋だ。お前は今に至るまで、陰に隠れ他人の生きざまを盗み見してきた。しかし、そんなお前が鏡を見ると、何が映るのだろうか?お前は今、怒りと無関心に満ちている。が、何よりも悲惨だ。さてお前は己の死を目の当たりにするか、どうにか切り抜けてみせるのか?

ジグソウからのメッセージには普通、ゲームのクリア条件が提示されています。しかし、このアダムへのメッセージにはクリア条件が提示されていません。従って、「実はアダムは被験者ではなく、ゴードン医師のクリア条件のための駒だったのではないか?」という推測もある様です。

ローレンス・ゴードン(Lawrence Gordon)

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ゲームの被験者のひとり。職業は外科医。妻のアリソンと娘のダイアナを家族にもつが、職業柄家を空けることが多い様で、娘は溺愛しているが、妻とは疎遠気味。勤務先病院のインターンと関係をもっている。

医者として成功を重ねてきたからか、基本的には紳士であるものの、傲慢さが目立ったり、パニックに追い込まれると狂乱的な行動に出る。しかし、足を切断した状況でありながら、アダムへの銃撃で急所を外し、「助けを呼んでくる。信じてくれ」と必死で脱出を試みるあたり、実はかなり出来た人。

ゲームの被験者となった理由は、患者(ジグソウを含む)を中心に他人に対し冷淡な態度をとっていたことと、家族を放って浮気に走ったため。なかなか非協力的なアダムに手を焼きつつも、部屋に隠されたアイテムを見つけ、妻と娘が病院の雑役係・ゼップに人質に取られていることを知る。最終的にはパニックに陥り、ノコで自らの右足を切断。バスルームにやってきたゼップに殺されそうになるも、アダムに助けられ、「助けを呼んでくる」と言い残し、部屋から這い出ていった。その後の消息は劇中では語られていない(※)。

ゲームのクリア条件は、「6時までにアダムを殺すこと」。彼は6時までにアダムを殺すことができませんでしたが、結果は果たして…。

タップ刑事とシン刑事から、連続殺人犯のジグソウではないかと疑われたことがある。そのためジグソウの手口について知っており、彼とアダムをバスルームに閉じ込めたのはジグソウだと推測する。公式には疑いは晴れたが、タップ刑事はある理由から執拗にゴードン医師を追っている。

◇デイビッド・タップ刑事(Detective David Tapp)

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連続殺人犯・ジグソウを追う刑事。演じるのは『プレデター2』のハリガン警部補役のダニー・グローヴァー

相棒のスティーブン・シン刑事、アリソン・ケリー刑事と共にジグソウによる猟奇殺人事件を追っていた。事件現場に残されていたビデオテープからジグソウのアジトを突き止め、シン刑事と共に踏み込むも、ジグソウは逃亡。タップ刑事も負傷した挙句、シン刑事はトラップにかかり殉職した。相棒を失ったショックからジグソウの逮捕に執着し、刑事を辞めた後も独自の捜査を続け、かつて容疑者として取り調べたゴードン医師がジグソウではないかと思い込み、ついにはゴードン医師の自宅を監視する様になる。

アダムとゴードン医師のゲームが行われている最中、ゴードン医師の自宅に潜むゼップに彼は気づき、銃声が聞こえてきたことから自ら自宅に踏み込む。逃走するゼップを追い、追いついた際にもみあいになり、胸を撃たれて死亡する。

タップ刑事はかなりのベテラン刑事で、また相棒のシン刑事とは公私にわたって付き合いがあることがうかがえる。また、ビデオのほんの僅かなシーンからジグソウのアジトを突き止めるなど、捜査能力もかなり高い。結果的に彼の執着心がゴードン医師の家族を救うことになる(ゴードン医師宅に踏み込んだ際、ゼップと銃撃戦になり、その間にアリソンとダイアナは隣人の家に逃げている)が、部屋の一面に捜査資料を張り、じっとゴードン医師の自宅を監視するあたり、もはや狂人。まぁ、犯人を一度は取り押さえたのに逃走され、挙句相棒を殺害されたのだから理解できないこともないが…。

◇スティーブン・シン刑事(Detective Steven Sing)

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デイビッド・タップ刑事の相棒で、同じくジグソウを追う。

タップ刑事を支える若手刑事で、ジグソウを追うタップ刑事をサポートしていた。ジグソウのアジトに踏み込んだ際も、単独でジグソウを追跡するなど勇敢な一面がある。

何かとクセの強い『ソウ』の登場人物の中では常識人。警官としても優秀で、もしトラップで死亡していなければ、もしかしたらジグソウを逮捕していたかもしれない。

◇アマンダ・ヤング(Amanda Young)

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かつてのゲームの被験者。劇中では、ジグソウのゲームの唯一の生還者として警察署で事情聴取を受けていた。

ゲームの被験者になった理由は劇中では詳しく語られていない。制限時間に到達すると大きく開く、いわゆる「逆トラバサミ」のトラップを頭部に仕掛けられており、トラップを外すには、同じ部屋にいる男性の体内から鍵を見つけなくてはいけないというゲームに参加させられる。

◇ゼップ・ヒンドル(Zep Hindle)

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ゴードン医師が勤務する病院の雑役係(医療資格を持たず、清掃などの雑用をこなす係。英語では"Orderly")。ゲームの被験者のひとり。ジグソウの指示にしたがいアダムとゴードン医師のゲームを監視し、またゴードン医師の家族を人質にとっていた。

ジグソウとは面識があった様で、ジグソウを「患者」としか表現しないゴードン医師に「彼はとても面白い人です。ジョンという名前なんですよ」と忠告するも、ゴードン医師には煙たがられている。

ゼップはゴードン医師の家族を人質にとり、ゲームを監視するなど、あたかも彼自身がジグソウの様な描写であったが、彼も所詮はゲームの被験者(またはアダムと同じく、ゴードン医師のゲームの駒)であったことが終盤、明らかになる。

ゼップがゲームに巻き込まれた理由は劇中では明らかにされていない。彼宛のテープを見てみよう。

Hello Mr. Hindle. Or as they called you around the hospital: Zepp. I want you to make a choice. There's a slow-acting poison coursing through your system, which only I have the antidote for. Will you murder a mother and her child to save yourself? Listen carefully, if you will. There are rules.

やあヒンドル君。あるいは、病院で呼ばれている通り、「ゼップ」。君には選択を下してほしい。君の体には遅効性の毒が流れており、私だけが解毒剤を持っている。生きる為に、母と子供を殺すかな?よく聞き給え。ルールがある。

よく聞いてみると、"There are rules."の後にアダムがテープレコーダーを止める音がするので、この後に「ルール」についての説明があったのかもしれない。

巻き込まれた理由として考えられるのは、

◇ジグソウと「命の大切さ」について話しており、本当にゼップが「命の大切さ」を理解しているかをジグソウがテストしていた

◇雑役係という病院では重要度の低い職業に就いており、自分より地位の高い人間、まさにゴードン医師に対して様々な不満や恨みを抱いていた。その感情をジグソウは利用した

の2点。

1点目は、それをにおわせる描写が"He's very interesting person."というセリフしかありません。「とても興味深い」と他人を評価するほどですから、ジグソウとゼップは相当に踏み込んだ会話をしていると考えるのが妥当でしょう。ただ、ジグソウがゼップをどう感じていたのかまでは分かりません。アリソンとダイアナ、そしてゴードン医師を殺させる役目を負わせているあたり、そんなに良くは思っていなかったのかもしれません。

2点目に関しては、ゴードン医師や他の研修医がゼップを嘲笑していたことから、少なくともゼップが病院内であまりいい人間関係を築いていなかったことがうかがえます。その不満を彼がジグソウに話したか、彼の不満が人づてでジグソウの耳に入ったかは不明ですが、アリソンとダイアナを銃で脅し、心音を聴診器で聞いているシーンがあるのを鑑みると、ゼップのサディスティックな一面をジグソウは利用したのかもしれません。

◇ジグソウ(Jigsaw)

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全ての黒幕。演じるのはトビン・ベル

本名をジョン・クレイマーといい、ゴードン医師の患者でもある。脳の前頭葉に悪性脳腫瘍を患っており、ゴードン医師は手術不可能と診断している。

世間からは「ジグソウ」と呼ばれており、命に相応しくない(と彼が判断した)人物を誘拐し、ゲームを仕掛けている。

ゲームは人目のつかない場所で行われていることから、警察もその正体をつかめていない。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

以上、『ソウ』の主要人物解説でした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(※)ちなみに、続編で追加される後付け要素はあえて記述していません。

◇ゴードン医師は脱出に成功しており、ジグソウの陰の支援者として『ソウ2』以降の様々なゲームに係わっていた。

◇『ソウ』のゲームはジョン・クレイマーと、逆トラバサミゲームを機にジグソウに弟子入りしたアマンダ・ヤングが仕掛けている。

続編で描かれた『ソウ』の裏側はこれぐらいでしょうか。いずれにせよ、ゴードン医師が生還し、しかもジグソウの支援者になっていたというのにはやられましたね。

ソウ (字幕版)

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