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米軍、韓国からの非戦闘員退去を否定

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米軍の準機関紙、『星条旗新聞』にこんな記事が掲載されています。

www.stripes.com

米軍が、韓国からの在韓米軍人の家族の避難を行う計画はないと発表しました。

これは、米共和党議員のリンゼー・グラハム氏(サウスカロライナ州)の「在韓米軍の家族を韓国国外へ退避させ始める時が来た」との発言を受けての発表です。

www.yomiuri.co.jp

time.com

グラハム議員の発言原文はこちら。

So I want them to stop sending dependents. And I think it's now time to start moving American dependents out of South Korea.

従って、家族を(韓国に)送るのを止めてほしい。アメリカ人の家族を韓国から脱出させるべき時が来たと思う。

www.cbsnews.com

現在、韓国には2万8500人の米軍人が駐在しており、その家族の大半は韓国国内に滞在しています。

北朝鮮情勢が予断を許さない状況なのはもはや改めて言及するまでもありません。

edition.cnn.com

北朝鮮は11月28日に、大陸間弾道ミサイルICBM)を発射。今回発射されたミサイルを、北朝鮮政府は「火星15(Hwasong-15)」と呼称しており、米軍はこのミサイルに「KN-22」との名称をつけました。

火星15ミサイルは日本海に墜落したものの、性能上、アメリカの首都・ワシントンDCを含む米国全土を射程内に収めていると米軍は分析しています。

北朝鮮に対しては米国主導の厳しい経済制裁が続いていますが、北朝鮮ICBM核兵器の開発を進めています。今回のミサイル発射も、北朝鮮がより高性能なICBMの発射能力を世界に見せつけたかたちとなっています。

米韓と北朝鮮の軍事的緊張は危険水域に達しており、米軍はグラハム議員の発言を否定するような発表こそしていますが、水面下での準備は進んでいる様です。

「コリア・レポート」の編集長、辺真一氏は以下の記事をYahooニュースに寄せています。

news.yahoo.co.jp

米国は北朝鮮攻撃の前段階として以下5つのプロセスを経ることにしている。

北朝鮮のミサイル攻撃から韓国を防御するTHAADの配備▲原子力空母など海軍戦力の増派▲韓国在留の米軍家族6千人を含む約20万人の米国市民の疎開準備▲ミサイル発射などの北朝鮮の軍事動向を偵察する監視偵察機の増派▲戦略的打撃資産である最先鋭戦闘機や爆撃機の展開である。

空軍戦力の展開を除く4つはすでに終了あるいは準備が終わっている。

詳細は記事をご参照いただきたいですが、米軍は航空戦力で北朝鮮の先制攻撃能力の無力化(北朝鮮は大量のロケット砲や長距離砲の射程圏内に韓国の首都・ソウルをおさめています)を行い在韓米軍・韓国の被害を抑えると同時に、軍の司令部や弾道ミサイルの発射基地、そして金総書記の執務室など、北朝鮮国内の重要目標を開戦から72時間以内に制圧する計画を立てています。

アフガニスタン侵攻やイラク戦争をベースに考えると、米軍の行動はざっくり以下の通りになるでしょう。

  1. 特殊部隊(DEVGRU、CAG、陸軍SF、CIAのSAD等)が複数北朝鮮国内に潜入し、沿岸部や重要目標周辺の防御能力を排除。同時に空軍の航空攻撃の誘導を行う。
  2. B-1やB-2といった戦略爆撃機F-22F-35といった高性能戦闘機が北朝鮮領空に素早く侵入し、特殊部隊がマークした目標を空爆北朝鮮の反撃能力を奪う
  3. 海兵隊、陸軍、海軍、空軍からなる統合軍が北朝鮮領内に侵入、北朝鮮軍を制圧しつつ平壌を目指す

北朝鮮の通常戦力は旧世代の兵器で成り立っており、最新鋭の戦車や航空機をもつ米軍や韓国軍にはまず敵いません。北朝鮮核兵器弾道ミサイルに拘るのはこの為です。

米軍としては自軍や友軍(韓国軍や国連軍)の被害を極力抑えるべく素早く北朝鮮軍の攻撃能力を制圧します。おそらく、弾道ミサイルNBC兵器(Nuclear、Bio、Chemical。核・生物・化学兵器のこと)を失えば、北朝鮮軍は瓦解するでしょう。

先日の北朝鮮軍兵士亡命事件にあったように、北朝鮮軍の士気は相当なレベルで低下していることがうかがえます。

www.reuters.com

米軍の侵攻が進むにつれ北朝鮮軍の士気はさらに低下し、投降者や脱走者も相当な数に上ると予想されます。

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遅かれ早かれ、米軍主導の連合軍による北朝鮮攻撃が行われるものと筆者は予想します。

現在、韓国では米韓軍による「ビジラント・エース」演習が行われています。

www.reuters.com

演習には米軍の最新鋭戦闘機、F-22ラプターF-35戦闘機が参加しており、米軍による北朝鮮への航空攻撃能力が誇示されることとなるでしょう。

さて、実際に米国主導の連合軍が組織され、北朝鮮攻撃が実際のものとなったとき、我が国はどうすれば良いのでしょうか。

集団的自衛権の行使を認め、安全保障関係の法整備も整った今となっては、湾岸戦争の時の様にお金だけ出して終わったり、イラク戦争の様に外国軍に護衛されながら自衛隊に在外活動をさせるわけにはいきません。

北朝鮮沿岸部の監視・哨戒活動支援、弾道ミサイル基地をはじめ重要目標の捕捉、インテリジェンスの提供、何よりも在韓邦人の退避活動の支援など、連合軍の一部として、より積極的な行動が求められるのではないでしょうか。

少なくとも、いつまでも国会で森友だ加計だとくだらない議論(chasing ghosts)に時間を費やしたり、のんきに紅白歌合戦だなんて平和ボケしている場合ではないと思います。